G:
出版不況や廃刊などをよく聞くようになりましたが、今後出版業界はどのようになっていくと思いますか?
ageha:
こんなことになるとは思っていなかった。自分が小さいときに雑誌を読んでいたときは、こんなにも出版不況と言われるなんて想像もしていませんでした。ずっと世の中は不景気だと分かってはいましたが、こんなに雑誌がヤバイっていわれる時代が来るとは思っていなかったので、いまだにピンときてません。ヤバイも何も、元々貧乏な編集部で仕事をしているので何も変わっていないような感じなんです。
G:
なるほど。最初からヤバイ状態から入ってきているから、「今更何を言っているんだ」という感じなんですね。
ageha:
大手は経費削減とか言ってますけど、「ヤバイ」と言っている意味が分からない。どこかからお金を出して借りてくるのではなく、最初から物を拾って利用するくらいだったので経費なんかほとんど無いし、人がいなくて当たり前だったし、コピー機も壊れていて当たり前という感覚なので、大手さんほど危機感がありません。ずっとそのまま読者が求めているものを作っていくのが編集者にとって大事にしなければいけないものであって、それを全員でやっていけばいいんじゃないかなと思っています。よく雑誌はネットに取って代わられるとか言われますけど、意味が分からないんです。だって全然違うものじゃないですか。イスとケーキくらい違うものと思っているので。
G:
確かに。私自身、雑誌もネットも両方経験していますのでよくわかります。
ageha:
全然別物じゃないですか?紙をめくることとネットで見るものって本当は全く違うし、見る環境も読者層も違ってくるのに、雑誌が売れないことをネットのせいにしているだけだと思うんです。特に世の中の出版の人って。
G:
確かに「何でもかんでもネットのせいにしないで欲しいなー……」とは思いますね(苦笑)
ageha:
ネットに取って代わられたのではなくて、雑誌がダメになっただけなのに、すべてインターネットが普及したからとか携帯世代がどうのこうのって言っている意味が全く分からないんですよ。そんなことよりも雑誌ってすごく楽しい遊び道具なのですから、それを面白く作っていればみんな読んでくれる訳じゃないですか。それをほかのものと比較するというのが、意味が分からない。
| — | 「小悪魔ageha」編集長にインタビュー、世の中には「かわいい」か「かわいくない」の2つしか無い - GIGAZINE (via komaku) (via tsupo) |